目が覚めると保健室のベッドの中だった
「目が覚めた?すごくえらそうに泣いていたけど・・・」
俺は泣いていたんだ
そうだ、陽奈の声が聞こえたんだ
陽奈は俺に最後のあいさつをしに来たのかな
俺は陽奈に伝えれなかったことがたくさんあることに気がついた
保険の先生は優しく話しかけてきた
「陽奈ちゃんは、よく頑張ったと思うわ。あなたと、なるべくたくさんいれるように必死で治療を受けてきたんだもの」
先生・・・・・
俺はこの先生なら自分の気持ちを話せると思った
俺は陽奈がよころんでくれるようなことをしてあげたかった
陽奈の声を世界中の人たちに聞かせてあげたかった
陽奈の思っていること全部を知りたかった
陽奈がやりたいこと、全部に付き合ってあげたかった
陽奈が辛い治療を受けているあいだも陽奈のそばにいてあげたかった
辛いとき、悲しいとき、楽しいとき、嬉しいとき、どんなときでもそばにいてあげたかった
もっと陽奈との時間を過ごしたかった
先生は、俺の陽奈への思いを静かにうなずいて聞いてくれた
先生は俺にティッシュを差し出した
俺は泣きながら話していた
どんなにとめようとしても涙は止まらなかった
「あなたは大切な人を失って辛いかもしれない。でもね、陽奈ちゃんはもっと辛いと思うわ。ご家族との別れ、友達との別れ、そしてあなたとの別れ。一番辛いのは陽奈ちゃんなのよ」
そうか・・・・俺ばっかり悲しいんじゃないのか
「陽奈ちゃんは、自分の分まであなたに生きてもらいたいと思うわ。陽奈ちゃんは、あなたが泣いているところなんて見たくないと思う。だから、泣かないで、笑って行きなさい」
「は、はい!っ」
俺はひきつった顔で精一杯笑って先生にみせた
「目が覚めた?すごくえらそうに泣いていたけど・・・」
俺は泣いていたんだ
そうだ、陽奈の声が聞こえたんだ
陽奈は俺に最後のあいさつをしに来たのかな
俺は陽奈に伝えれなかったことがたくさんあることに気がついた
保険の先生は優しく話しかけてきた
「陽奈ちゃんは、よく頑張ったと思うわ。あなたと、なるべくたくさんいれるように必死で治療を受けてきたんだもの」
先生・・・・・
俺はこの先生なら自分の気持ちを話せると思った
俺は陽奈がよころんでくれるようなことをしてあげたかった
陽奈の声を世界中の人たちに聞かせてあげたかった
陽奈の思っていること全部を知りたかった
陽奈がやりたいこと、全部に付き合ってあげたかった
陽奈が辛い治療を受けているあいだも陽奈のそばにいてあげたかった
辛いとき、悲しいとき、楽しいとき、嬉しいとき、どんなときでもそばにいてあげたかった
もっと陽奈との時間を過ごしたかった
先生は、俺の陽奈への思いを静かにうなずいて聞いてくれた
先生は俺にティッシュを差し出した
俺は泣きながら話していた
どんなにとめようとしても涙は止まらなかった
「あなたは大切な人を失って辛いかもしれない。でもね、陽奈ちゃんはもっと辛いと思うわ。ご家族との別れ、友達との別れ、そしてあなたとの別れ。一番辛いのは陽奈ちゃんなのよ」
そうか・・・・俺ばっかり悲しいんじゃないのか
「陽奈ちゃんは、自分の分まであなたに生きてもらいたいと思うわ。陽奈ちゃんは、あなたが泣いているところなんて見たくないと思う。だから、泣かないで、笑って行きなさい」
「は、はい!っ」
俺はひきつった顔で精一杯笑って先生にみせた


