その夜、陽奈のお通夜が行われた

俺は陽奈がまだ生きてるんじゃないか?とか、病院にいるはずとか、陽奈の死を受け入れられなかった

陽奈は今はいないだけで、また戻ってくるはず

そう思いながら家に帰った


部屋に入った瞬間ベッドに倒れこんだ

もうかれきったと思っていた涙が俺の頬を流れた

涙、まだあるのか?

俺は何で泣いているんだ?

なんで、こんなに悲しいんだ?

俺は、眠れず朝を迎えた