俺は毎日病院にお見舞いに行った

悲しそうにしていると思った

なぜか陽奈は嬉しそうになにかを書いていた

「なに書いてんの?」

「えぇ~?秘密!」

なぜか教えてくれないし・・・

毎日のように今日も病院に行った

今日はいつにまして嬉しそう

「屋上行こ!」

突然の誘いにビックリしたがつれて行った

すると、陽奈は息を大きく吸って歌い始めた

その声はとても透き通った声で、すごくいい気持ちだった

歌い終わった

「この歌作ったの!」

え?

「陽奈がこの歌作ったの?」

「うん!!!」

陽奈の声を聞けば、俺は何もいらないと思った

陽奈が作った歌、陽奈が歌う声

俺はかんどうして泣いていた

「どうしたの・・・?」

「い、いやなんでもない」

「?ックク!笑」

「なに笑ってるんだよ!笑」

こんな楽しい日々が、もう、すぐそこまでしかないとは知らずに、俺と陽奈ははしゃいでた