高2の春
私は君と同じクラスになった。
クラス替えはとても苦手で
前のクラスのままでいいのに
と思っていた。
初めは何とも思わなかった。
君の存在すら知らなかったんだよ。
私は違う人に恋をしていて
それがずっと忘れられなかった。
叶わない恋だと分かっていたのに
少しでも期待してしまう自分が
情けないようで
みじめで
ずっと辛いままだった。
だから学校に行くのもやる気がなくて
もぅ何もかもがどうでもいいと
思ってしまう。
でも恋はそれを知らずに
どんどん好きになってゆくんだ。
恋は甘くて
時に苦い薬のようだね。
