愛の叫び 〜竜南 溺愛総長008番地〜

「紅林⁉やっぱそうだ‼あんたさ…」


ブオォォォン


どこからともなく単車の音が住宅街に響き渡る。


そして、あたしの身体は中に浮いていた。


なにがなんだか、わからなかった。


ただ、聞こえるのは単車の耳を劈くような音。


「おい、ジッとしてろよ」


低い穏やかな声が聞こえた。



爆音で聞こえないはずなのに、その声だけがはっきりと聞こえた。