愛の叫び 〜竜南 溺愛総長008番地〜

リズムよく刻む音。


あたしは好き。


ふと目を閉じる。竜南008番地。



今、思うと怖くない



むしろ、何か力を感じる。



「あれ?く、紅林さん⁉」



目の前には知らない厳つい男。



「はぁ…そうですが」



「やっぱそうスか!自分、竜南の藤島金武て言います!」



笑顔でいった金武。



「廉頗…?」



あたしが聞くと金武は礼した。



「はい、廉頗さんの元でやらせてもらってます‼」



なんで、あたしに話し掛けて来たんだろ。



「どこ行くんスか?自分、案内します」



張り切って言う金武。