恋愛季節




パカ、と画面を開く音がする。


「………」


なぜか黙ってまた画面を閉じる。


「どうしたの?」

「いや…」

「返信しないの?」


元斗は困ったように笑って、


「今何してる?って来たから…」


……あぁ。

そりゃあ返信できないよね。


「じゃあ、あたしも入ってくる。」


お風呂場に向かうあたしの腕を掴む元斗。


「………?」

「今日は、そのままの麗美を感じたい」

「…ばっ………!」



何てこと言うんだコイツ!

反抗する間もなく、ベッドに押される。



「………ん……」


元斗は、いつもそう。

優しいキスから始まって、段々強引に、あたしを深いところに連れていく。


「…麗美の匂い、好き。」


あたしの長い髪をサラ、と撫でる。


行為をしている時、元斗はキスの合間にこんなことを言う。


「今日……さ…」

「……う……ん……?」

「宮田に、っ、コクられ……た?」

「う……ん」


入ってくる重みに必死に耐える。


「オッケー、したの?」

「して……ない……」


すると元斗は柔らかな微笑みを浮かべて、あたしに覆い被さる。