「麗美?」
「ん?」
出来立てほやほやの湯気が出てるオムライスを食べながら、元斗に返事をする。
「この後、あそこね。」
「……うん」
元斗、彼女がいるのに。
何であたしとこんなことするんだろう。
浮気?なの?
んー……分かんない。
オムライスを食べ終わったあたし達は近くのホテルに入る。
「風呂入ってくる」
「うん」
前までは、やっぱこういうピンクのオーラって言うの?
雰囲気にすごく照れてたけど、さすがに慣れた。
あたしは定位置のソファで横になる。
テレビ、なんかやってたっけ?
ヴー…ヴー…
シャワーの音に紛れてケータイのバイブが響く。
……元斗のケータイ?
見てみると、
“杏さんからメールを受信しました”
ってテロップが流れてる。
画面を開こうとする手が動く。
ダメッ―――…!
「麗美?どーした?」
ハッとして元斗をみると、濡れた髪を生乾きにしてバスタブ一枚で近寄ってくる。
「メール…来てたよ。杏ちゃんから。」
「杏か。」
平然と答えようとして、声が上ずる。

