「優姫、あの人となんか発展あった?」
「あ……友達に、なれたよ」
握手したし、友達だよ…ね?
「まじ!?名前何て言うの?」
「えっと、田辺恭介君。下の名前で呼んでいいって言われちゃった。」
今考えると、私すごい発展したよね!?
「うわ…優姫顔赤!取り合えず行こ」
駅前のカフェに入って私達は恋バナをしていた。
「あ……亜希さ」
「ん?」
「山本君のこと好きだよね?」
「はっ!?」
亜希は飲んでいたミルクティーをブッと吹き出す。
「な、何いってんの!ありえない!」
「そうかな?」
「そうだよ!」
顔を冷やすようにパタパタと手で煽っていた。
私はジッと亜希を見つめる。
「……まぁ、キライじゃあないかな。」
「え!?」
それって、好きってこと?

