恋愛季節




――時刻は9時半。


良太郎の塾が終わる時間。


駅前にある塾に通っている良太郎。



「ねえ絢、やめようよ」

「ここまできたんだから、行くよ!」



も〜〜…

こういうときだけ絢はイキイキするんだから。



「あ…来た!」



塾の入り口には良太郎が。


「………」


それに続いて、かわいい女の子も出てきた。

……2人でおしゃべりしてるみたい。



「あれかな?…彼女って」

「うん」



あたしはこれ以上見てられなくて、その場を去った―――