「………」



ゴクッと、唾を飲み込む。


「先輩!!」

「はい」



いきなり大きな声を出したわたしにびっくりして、立ち上がる先輩。




「あ、座ったままで大丈夫です。……昨日はすみませんでした!」



今度はわたしが下を向く。


「あの…先輩は覚えてないと思うんですけど、入学式の日に助けてもらってから、ずっと好きでした。」



ついに、言えた……



「先輩が春子先輩を好きなのは知ってます!でも、好きなんです。」



……思いっきり、ふってください!