恋愛季節




「ごっめーん!混んでてさ〜」


明が大きな音を立てて、保健室に入って来た。



「明……」

「ん?」



わたしはさっきのことを話す。



「それ、告白じゃない?」


冷静にあっさりと言う明


「ありえないよ!てゆーか先輩とは知り合ってまだ間もないし」



もごもごしてしまう。



「はいはい。あ、もう昼休み終わるじゃん!」



急いで焼きそばパンを頬張る明。

その光景を見て、わたしはふっと笑った。