中学になると私も一応思春期であるから、少しは恋愛をするようになった。

けどそれから私は一瞬で恋愛をしたくなくなった。

中1の冬にパパの知り合いからパパが今なにしているか聞き、ママは

「あの人が何しようと私には関係ないわ。男って本当やだ。どれも一緒よ。」

ママのその言葉で一気に私は恋愛しなくなった。

何時の間にか、『男ってやっぱりそんなものなのか。』私もママと同じ感情になっていた。

それからの私は男が嫌になった。
クラスの男子も避けてしまい、女子としかあまり話さなくなった。

その態度が原因か、中2になった私は害を与えられることは無かったが、クラスの人たちから確実に嫌われ者になっていた。

けど同じ部活の子はずっと仲良くしてくれてた。その子達が居たから登校拒否はしなかったのだろう。今でも感謝してる。

中3になった私は仲良くしてくれてた子と同じクラスになり、中2の頃とは違って少しは明るくなった。

好きな人もできた。少しずつ努力して距離を縮めたいと思って頑張って、卒業式近くで告白したけど予想通りダメだった。予想していても少し悲しかった。

この時本当に恋愛っていいなと思えた。

彼とは今でも友達として仲良くしている。

高1になり、同じ中学校だった人から告白され、流れ的に付き合った。

彼は男子校で女子と接する機会が全くない、だから正直誰でも良かったんじゃないかと思った。

けど数週間付き合って、彼を本当に好きかどうかわからなくなった。

パパの事を思い出す度に恋愛がやっぱり嫌になり、彼とわかれた。

数カ月が経ち、そして今。好きな人はできずにクラスの男子とは話せるもののとても仲いいとまではいかないクラスメイトという存在な感じで接している。

彼女持ちの男子をちょっとイイなって思っている。

だけどそれはただの理想的な、憧れ的な存在である事に気づいた。

誰にでもとても優しく、みんなを笑わせ、少し知的な人。

それは誰でも良い人だと思うだろう。

高校になって上手く考えをまとめることができ始めた今、こうやって言葉にして気持ちに整理ができた。


高校生だから恋愛をしたい。

けどこのままでもいいかなって思ってる自分もいる。

本当に好きで、本当に好いてくれる人ができたその時に、また恋をはじめよう。



Fin