「…君達、何か私に用ですか?」
突然、後ろから声をかけられふり向くと、そこには白髪まじりの柔和な笑みを浮かべた用務員さんが、作業着姿で立っていた。
いつの間に来たのか、自分の隣には深谷君も立っている…
「あ、あの実は…」
とっさに言葉が出てこなくて、言いよどんでいると、代わりに深谷君が背の高い用務員さんを見上げて言った。
「…前世が見えるって、本当ですか?」
「…」
用務員さんは深谷君と自分を見比べると、かぶっていた麦藁帽子をはずして、優しく笑った。
「…とにかく中へ、どうぞ…冷たい物でも入れますね」
用務員さんは玄関に回ると、玄関の前で座り込んでいた山形さんを見つけて、同じように中に入るようすすめた。
シャワシャワとセミの声が騒がしい中…チリンとどこかから、風鈴の音が聞こえてきた。
レトロなガラスの風鈴の音が、この用務員室をよりレトロな感じに見せた。
突然、後ろから声をかけられふり向くと、そこには白髪まじりの柔和な笑みを浮かべた用務員さんが、作業着姿で立っていた。
いつの間に来たのか、自分の隣には深谷君も立っている…
「あ、あの実は…」
とっさに言葉が出てこなくて、言いよどんでいると、代わりに深谷君が背の高い用務員さんを見上げて言った。
「…前世が見えるって、本当ですか?」
「…」
用務員さんは深谷君と自分を見比べると、かぶっていた麦藁帽子をはずして、優しく笑った。
「…とにかく中へ、どうぞ…冷たい物でも入れますね」
用務員さんは玄関に回ると、玄関の前で座り込んでいた山形さんを見つけて、同じように中に入るようすすめた。
シャワシャワとセミの声が騒がしい中…チリンとどこかから、風鈴の音が聞こえてきた。
レトロなガラスの風鈴の音が、この用務員室をよりレトロな感じに見せた。



