海の花は雪

この学校内に、ルドがいる可能性もあるよなぁ…

「そうだよ、生島君!現に二人ここにいる…って事は、今世、この場所に海底人の前世を持った人間が、集まっている可能性が高いと見たね、僕は!」

山形さんは興奮しながら力説した。

確かに、ありえない事ではない…

不思議な事が重なって、連鎖し始めている気がする…

「…直接ルドを見つけられなくても、何か手がかかりになるかもしれない…」

深谷君は慎重に意見を述べた。

「イエス・イエス・イエス!楽しくなってきたな〜♪フレア、ロイズ!早く行こう!」

山形さんが楽しそうに言うと、まるでユラがそこにいるような気がした。

「…行こう、ハル…」

深谷君が立ち上がってふり向くと、自分を見上げた。

大人びた表情の少年の顔に、微笑が浮かんでいる…

これから起こる出来事を予感しながら、自分も楽しくなってきて、笑顔で答えた。

そして、用務員室のある場所へと向かった。