海の花は雪

「…ハル…思い出してくれて、ありがとう…詳しく話してくれる?」

「う、うん…確かウワサでは、その用務員さんはここの生徒で、ちょっと変わった前世が見えた人に声をかけるみたいで、何かアドバイスとかしてくれるって…自分、あまり前世とか信じてなかったから、断っちゃったけど…」

…あ…れ…?

「ハル…その用務員さんには、ハルの前世が不思議なものに映ったんだよ…たぶん、ハルのバックに海底が見えたんだと思う…」

「なるほど〜」

あははは…と笑いながら納得する。

そりゃ〜声をかけたくもなるよなぁ…

「よし、決まり!生島君、今すぐ会いに行こう」

山形さんが、大きな荷物を持ち上げると立ち上がった。

「へ?誰にですか?」

「用務員さんに決まっているでしょ♪」

「ハル…その用務員さんに、ハルと同じように、海底をバックにした前世を持っている人を見た事がないか…って聞いたら、他にいるかもしれない…」

「そうか〜なるほど、深谷君賢いな〜」