海の花は雪

「…何?」

「いや〜何でも…ところで作者の片山ススムに会うには、どうしたらいいかな〜?」

最後の一口を口に放り込むと、紅茶を飲んだ。

「…出版社に電話をして、取りついでもらう…かな…」

「そうだよね…でも普通に電話をしても、相手にされないかもね〜」

「…何か考えでもあるの?」

「う〜ん…深谷君には病弱な弟にでも、なってもらおうかな〜」

深谷が小首を傾げる…

「例えばさ〜」

自分は深谷君に、思いついた筋書を話して聞かせた。



「…インパクトはあるね、直球で行くよりも」

「だろ?普通に攻めても信じてもらえない所か、取りついでもらえない可能性大だね」

深谷君は、コクリとうなずいた。

「ちょっと、おもしろくなってきた…」

「だね〜じゃあ、深谷君は病弱な弟という事で…」

「うん」

「…お兄さんて、呼んでみて?」

「ヤダ…」

深谷君は荷物をまとめると、立ち上がった。