海の花は雪

「イースですか〜懐かしいですね〜」

高田さんは、うつ伏せに倒れたまま微笑んだ…

「まぁ、結果オーライという事で…」

ハルも、ははは…と仰向きに寝転びながら笑った…

「イースか〜あのルートは、封印を希望しますね〜」

高田さんを担いで、ここまで運んで来た山形さんが、うつ伏せのまま呟いた。

自分も、その意見に賛成だ…

「ほほほ…イースがそろえば、完璧なんですけどね〜」

何が…?と突っ込みたくなる所を抑えて、先生のセリフをスルーした…

しばらくして、海水が引ききると扉が開き、外気の間が現れた。

肺に酸素が充分入り、動けるようになったので、辺りに散らばった本を手に取ると…

驚きのあまり、動けなくなってしまった…

「?深谷君、どうしたの?」

起き上がれるようになったハルが、本を持って固まっている自分の顔をのぞき込んだ。

「…文字が…」

「え?文字がどうし…」

ハルは自分の持っていた本を見ると、目を丸くして固まった。