海の花は雪

この音の意味する所が、魔法のタイムリミットを示しているせいだろうか…

本当にギリギリだった…

そして、帰りの方が水圧がすごかった…

今回はさすがの先生も気を失ったようで、全員、研究室の中に放り出された後、しばらく起き上がる事が出来なかった…

時間に余裕はあった…あったハズなのに…

全員、何とか動けるようになると、海水の満たされた研究室を出た。

そして外気の間に続く扉にたどり着いて、扉をノックすると力尽きて床に倒れ込んだ…

後ろの扉が閉まり…小さな密室が出来ると、じょじょに海水が引いて行く…

「…先生…このルートを使うなら、今度から水圧の調整をお願いします…」

水位が下がり、呼吸が出来るようになった山形さんが、力なく訴えた。

「…そうですね〜さすがに毎回気絶していたら、命がいくつあっても足りませんからね〜」

先生は床に寝転びながら、楽しそうに答えた。

「でもね〜私、機械類はめっきりダメでしてね〜?イースにお願いしない事には〜」

と、楽しそうに付け加えた…