海の花は雪

「深谷君、難しい言葉知ってるねぇ〜」

山形さんが変な所に感心している…

「そうなんですよ〜山形さん!深谷君、絶対、国語得意ですよね〜しかも速読出来るし、チェロひけるし、魔法使えるし…スーパー小学生?」

ハルが、しょうもない事を言った。

…魔法使えるっていったい…

「それはスゴイや〜」

「でしょ、でしょ?」

「深谷君、国語得意なのかい?」

「普通です…」

「え〜本当?ちなみに、何が得意教科?」

ハルが、やけに楽しそうに聞いてきた。

「…音楽…」

「あはははは、まんまロイズだな〜」

ハルの口からロイズの名前が出て、少し不思議な気分になる…

「ん?どうしたの?深谷君」

ハルと目が合ってしまい、仕方なく答えた。

「…何か思い出した?」

「ううん、どうしてかな〜?ぜんぜん思い出さないんだよね…いいな〜皆いろいろ思い出してるんでしょ?」

「うん、まぁ…」

「何々?深谷君、何か思い出したの?お兄さんに教えてよ♪」