海の花は雪

「自分、思い出したから…時間も限りがあるし…」

「さすがロイズ!頼りになるな〜」

はははと笑う僕の後ろで、小魚の大群が通り過ぎて行った…

白い扇状の形をしたソファーに一行は腰を落ち着けて、各々動きやすい水着姿へとなるべく、着替えタイムになった。

戸川先生はジーンズに、白いパーカーという夏らしい服の下から現れたのは、ビキニ姿とか期待していたのにもかかわらず、スキューバダイビング用の黒いスーツだった…

腰にはスキューバ用のポーチ、長髪は一つにまとめて結い上げ、装備は完璧だ。

「先生…スキューバ経験者ですか?」

何だか、ちょっとガックリしながら質問した。

「いいえ、これは借り物です。妹が貸してくれました」

「ほ〜ぅ、妹さんですか、今度紹介して下さいね〜」

「人妻で、よろしければ」

ニッコリと微笑む戸川先生の可愛いらしい顔を見ながら、僕は海パンとTシャツに着替え終えた。