海の花は雪

「うん、僕も使えないよ〜でも万が一、深谷君や戸川先生がこの研究所に戻って来れない事態になった場合、自力で書庫に帰ってもらうから…それもムリなら、泳いで帰還ね」

「え、何ですか?その最悪な想定は…」

ハル君から、いい反応が返ってきた。

「そうですね…何があるか分からない以上、打てる手は打つべきでしょうね〜」

戸川先生が、深々とうなずいている…

「そうそう、危険がいっぱいだからね〜」

…何となく、人数分書いちゃっただけなんだけどね…

「…あの〜これから、どうするのですか?」

ずっと黙って話を聞いていた高田さんが、口を開いた。

「じゃあ、早速行きましょうか?海底の宮殿へ♪」

「どうやって?」

一同から一斉に、疑問の声が上がった…

「…戸川先生、何か思い出しましたか?」

「残念ですが、何も…」

「そうですか〜それは残念!じゃあ、道々試しながらやって行きましょうか?」

「行き当たりばったり…」

深谷少年から、スルドイ突っ込みが入った。