海の花は雪

「…信じられませんね〜でも、これが真実なんですね…」

戸川先生は驚きと感嘆と、純粋な科学者としての意見を交えながら、感想を述べた。

「でしょ?信じて頂けて嬉しいですよ♪」

僕はふり返って二人から目線を移すと、吸い込まれるような青い海底の世界が飛び込んできた。

海底は今日も素晴らしくキレイで、一瞬で癒されてしまうから不思議だ…

「さあ、後ろから二人の少年が来ますよ。下へ降りましょうか?」

しっかりと、僕の手首をつかんで放さない二人に向かって、笑顔で促した。

ちょうどそのタイミングで、高田さんと戸川先生が立っていた後ろの壁が、青白く扉の形に輝き始めた。

僕らは立っていたテラスのような所から伸びている、五段ほどの階段を下りて、下のリビングのような部屋に移動した。

すると、先ほど青白く輝いていた壁から突然、深谷少年の姿が現れると、すぐ後ろからハル君も現れた。