海の花は雪

深谷君と山形さんがこのセリフに、ハッとして自分を見た。

「…いったいどういう事か、詳しく話してもらえますか?」

修子ちゃんが真直ぐに、自分を見て言った。

「…深い事情が、ありそうですね…戸川先生」

高田さんが修子ちゃんにそう言うと、修子ちゃんが、

「ええ…仕方ないですね〜前世とか、証明出来ないものを信じるのは、得意ではないのですが…」

そう言いながらも、どこか楽しげに、ふふふと笑う姿は、やっぱり可愛い…

やっと話を聞いてもらえる空気が出来上がり…自分達は少し時間をかけて、前世の話と、現在抱えている深谷君の事情を話した。



話の間、修子ちゃんは黙ってうなずきながら聞いていた。

時折、はぁ…ほぉ…へぇ…などという相づちが、高田さんと修子ちゃんの口からもれた。

…どこか似ているよな…この二人のフンイキ…