海の花は雪

少しして、山形さんは顔を上げると、向かい合わせに座っていた修子ちゃんに飛びつかんばかりに、身を乗り出して言った。

「お父さん!!どうして、そんなに可愛いく生まれ変わっちゃう訳?!」

「…はぁ?」

修子ちゃんは意味が分からず、キョトンとしている…

自分は脱力し…深谷君は顔色一つ変えず無表情だ…

高田さんも、いまいち事情が飲み込めず、修子ちゃんと山形さんを見比べている…

「…山形さん…そこじゃないでしょ?大事な所は…」

「ああ、そうだった。ごめん生島君、つい!や〜戸川先生、お会い出来て嬉しいです。先生は僕の前世の、お父さんだったんですよ〜?」

「…」

修子ちゃんの視線がさ迷い、自分に助けを求めてきた…

「あ〜修子ちゃん、前世って信じる?」

「え?ええまぁ…おもしろそうですよね〜」

「良かった。じゃあ、その前世で…ここにいる自分と深谷君と山形さんが、前世で知り合いだったって言ったら信じてくれる?」