ベアリング

アタシは、誰を信じて行けばいい…?

友達も…みんな、アタシを置いて、違う道へと進んでしまう。

「ねぇ、梨菜、アタシさ……ここでは、言いズラい話なんだけど…」

「何?」

「うちさ、キャバに入った…。」

え…
キャバ?キャバクラ?
「えっ…やばくない?」

「んー…入ってさ、金貯めるなら、良くない?売る訳でも無いし。」

そう言って、髪を縛っている。