-nisiyama-





西山 啓 (ニシヤマ ケイ)
それが俺の名前。
今は彼女はいない。
昔は…まぁ荒れていたからいた。
今は普通の高校3年生、大学受験というなの嫌がらせを社会から受けている真っ最中である。


学校に行けばいつもと変わらない女子と男子の笑い声が聞える。

此処の学校の女子のレベルは高いようで綺麗な子、かわいい子が多いらしい。
告白なんてされてる男子ははいっつもデレッデレだ。
どうしてそんな女にデレデレできるのか、理解ができない。
女のどこがいいんだ?。
我儘、自分勝手、平気で人のことを罵っていじめて、
誰かをいじめないと、誰かを傷つけなければ笑っていられないような、
そんな、女のどこがいいんだ?。

女なんて全員おなじようなものだ。
俺が主に気に入らないのは
女がとてつもなく

゛うるさい゛

ってことだ。

ほら、うるさい女が一人来た。

「西山くぅ~ん!!!!」
もうすこしボリュームを下げろ、本を読んでいるまん前の席のあいつ…なんていったっけな?

そうそう    山西
に迷惑だろ?と思いながらいつもと変わらない顔で俺は
「なに?」
と返す。

はっきりいってこの女には近づいて欲しくない。
この女が来ると周りの女が集まって俺の席が占領されろくに本も読めないからだ。

山西が羨ましい。
誰にも絡まれずに本を読めて。
山西みたいに地味な奴と付き合ったほうが楽でいいんだろうと思う。

たっく、女なんてだいっ嫌いだ。



俺の席の前で話していた女子どもはチャイムがなると同時に次席に戻る。
コレで一時間あまりゆっくり本が読めると思うと安心するんだが………

面倒だからサボる。

勉強しなくても頭は良いし

テストで1位意外になったことないし
それに、あんな女と居るより屋上で一人で居る方がマシだ。

そうと決まれば話しは早い俺は自分の席から立って屋上へと向かう。
誰にもばれないように
屋上へ向かう。



はずだった