風のいろ





高遠が目を見開いてビックリしている





「陸上の推薦でR波行ったんだからいて当たり前だろ!」





「それもそっか♪」




高遠がヘニャっと笑った




「マネージャーちゃんとやってるのか?




やれてないよな、唯乃バカだから…」




「確かにその通りだけどさ…




はっきり言わなくたっていいじゃん!」




ちょ、ちょっと待ってくれ…!




名前で呼びあってるし




高遠のあんなに優しそうに笑った顔見たことないぞ!?




それに妹尾さっきまでの迫力はどうした!?




「え?これどういうこと!?



なんなんだよ、この雰囲気は」




奏太が俺に聞いてきた




流希は口開けっ放しで放心状態、