甘い口付けで、捕らえて




「もーも。」



秀ちゃんの甘い声で名前を呼ばれたと思ったとき。


唇に熱くて、やわらかいものが触れた。



「へ……?」



ぱちくり、と目を瞬かせる。


視界には、悪戯な笑みを浮かべた秀ちゃんの顔。