秀ちゃんはムッとしたように眉を上げた。 「近藤なんて知らねぇよ。つーか、俺に彼女なんていねぇし。」 「えぇ!?」 「今も、今までも彼女なんて作ってねぇよ。」 「う、そ……。」 てっきり秀ちゃんに彼女が出来たのかと、思ったのに……。 足から力が抜けてしまい、がくん、と床にしゃがみこんでしまった。