タイトルなしの物語



春香の夢をみてから約1ヶ月。


春香には何にも起きていない。


もちろん太陽にも。


「これはこの公式を…」


私は少しずつあの夢を忘れていっている。


「はい、この問題を…」


板書を写すために黒板を見ていたら、先生と目が合った。


え…嫌な予感しかしないんですけど…。


「檜垣」


うわぁ…予感的中。


「む…無理です!」


私は数学が大の苦手。


体育と同じくらい苦手。


もう、本当に苦手なの!