馬鹿と部活とパーカッション


******************


「こっこんにちはぁア‼」

ガラリとドアを開ける。

声が裏返った事は気にしないことにしよう。
うん。


「こんにちはー。あ、仮入部かな?」

1番手前にいた、トロンボーンの先輩が声をかけてくれた。

「ハイ‼」

よし!あいさつと体力だけには自信がある。テニス部で鍛えられた。

「お、あいさついいねぇ。」

微笑む先輩。
小さな目が、笑うと少しちっちゃくなる。
それが すごく可愛かった。


「わたしは、トロンボーンパートの秋田 香穂です。宜しくね。」

「あっ!えと、水坂 咲夜っていいます‼宜しくお願いします!」

焦って早口になってしまった。

「水坂さんかー。もう吹部に入るって決めてたりする?」

「ハイ‼」

「よし!それなら・・・・楽器経験ある?」

「無いです。」