「ねぇねぇ知ってる?」 
 
私が黙々とノートに写している時に翠は話しかけてた。 
 
「何を?」 
 
私は字を書く手を止めた。 
 
「裕輔君って付き合ってる人いるらしーよ」 
 
「えっ!?うそ!!」 
 
私の事好きって言ったくせに!!・・・キスしたくせに!! 
 
私のファーストキスを返せ~!! 
 
「べ・・・別に私は関係ないじゃん!!」 
 
と私はまた黙々と書き始めた。 
 
「ふ~ん」  

翠は息をフーとはいた。