それから数日後、メールが届いた。


知らない人からだった。


『はじめまして!○○です。』


誰やろ……?


『誰?』
『誰やと思う』
『知らんわ!どこの学校?』
『○○小学校』


同じ学校……


『何組?』
『2組』


同じクラス……


『男?女?』
『男』


この時点で、ようやく想像ができた。


あの人しかおらへん……。
そう、重貴くんしか……。


『誰か教えてくれてもええんちゃうん?』
『まぁそれはおいといて……。バレンタイン誰かにあげるん?』


まさかのスルーっすか……。
まぁ、誰かわかっとるからいっか!なんて思いながらメールを続けた。


『あげる人なんかおらへんし……。重貴くんは、はーちゃんからもらうやんか。』


はーちゃんというのは、その時に重貴くんに恋をしていた子だった


『あいつからは受け取りたくない』
『なんで?』
『嫌やから』


………それ理由になってますかね?


『んじゃあ誰からもらいたいねん!』
『お前から。俺もう寝る時間やから。おやすみZz』


………はぁ?!お前=あたしのことですか?!
なんであげなあかんねんよ・・・


そこでメールは終わった。というか、強制終了された?