「あっ!璃空、おはよ!」


「おう!紗里奈、おはよ。」


いつもと変わらない挨拶。


「今日で紗里奈と学校通えるのも最後かぁ……。なんかめっちゃ淋しいわ。」


なんて、さみしそうな顔してそんなこと言う璃空。そんな顔も、私は全部好き。


「そーやな。私もめっちゃ淋しい……。なぁ、璃空?」


「ん?」


「私らってさ、卒業してもずっと一緒やんな……?」


「何言うとるん。そんなん当たり前やんか。離れても、大好きやから。ずっと一緒におろな?」


そんなこと言って。更に私を好きにさせてく璃空。もう、大好き。