「すみません。ありがとうございます。じゃあ……。今日はよろしくお願いします。」
ご両親にそう言い残し、私たちは、璃空の部屋に入る。
まさか、璃空がそんなことを言ってるだなんて……。しかも毎日……。嬉しい。
ジュースを飲みながら、話す。
「璃空、毎日一緒におりたいって言ってくれとるの?」
私はちょっとからかいながら聞く。
「……。もうその話はいいやろ。おかんが言うたとおりやから。」
なんて言って、さっさと終わらせようとする璃空。
もう少しこの話をしていたいという私の思いもつかの間。
「もう、卒業してもたな。俺はあさってから、一人暮らし!」
なんて、話題を変えられてしまった。

