・・・は!?


えっ!? 今 誰が喋った!?


見る限り 私以外いないハズだけど・・・


まさか空耳? いやっ、

そんなことは無いハズ。



そう言いつつ 目の前にいる

黒猫をちらっと横目で見てみる。



すると・・・






「あにゃた、ペンダントを持っていますね?

 紫のネコの飾りのついた

 とても小さなペンダント。」







猫の口から聞こえた。





ってことは・・・



この猫、喋ってる!?!?



え!? えっ!?


ありえない!!!

だって、だって 猫だよ!?




何で猫が喋ってるわけ!?





「・・・あにゃたが動揺するのも当然です。

 だって僕は猫にゃんですから☆

 

 さぁ、ペンダントを拾ってくれた勇者様!

 あにゃたを 『ネコの国』へ

 お連れいたしましょう!!!」