ー放課後

あぁ~練習疲れた

今月内に他校と練習試合と、来月の3年生の引退試合があるため、

いつもより練習がハードだった

いつの通り、電車に乗っていつもの座席に着くと、

「よっ、瑞佳!」

と恭弥君が電車に乗って、隣に座った。

「って、どうしたの?それ」

さっそく気づいたのか、

私の足にある大量のチョコが入った大きな袋を見て驚いていた。

「あはは・・。いろいろ、ありまして~・・・」

私に対する過激なファンの子というかなんというか・・・

というか、自分で作ってきたチョコよりこんなに多くもらったのは初めてだ。

「へぇ~。大変だったんだ」

「まぁね・・・。あ、恭弥君のところって男子校だよね?」

「あぁ」

「男子校じゃぁさすがに女子からのチョコとかは期待しないの?」

「どうだろ。まぁ期待している奴はいるっちゃぁいるな」

「へぇ~」

「まぁ、そういうイベントにまったく興味がない奴もいるけど」

「へぇ」

「それも一番身近なやつ」

「えぇ!?」

誰だろ・・