そして昼、

「で、誰!?あの男!」

といきなり聞き出した

「男って・・・!」

「イケメンの!見ちゃったんだから。昨日、一緒に買い物しているところ」

あぁ~それか

「あぁ、恭弥君?」

「きょ、恭弥君!?って名前呼び!?ってっか、いつ知り合ったの?」

「えっと、ほら、こないだの私が行った、新しい弓道場」

「え!?昨日、そんなこと聞いてないよ!ずるい!そんなイケメンと友達だなんて!今度、紹介してよっ!」

「あのね~・・・」

「名前呼びなんていいな~」

「だって、名前で呼ぶから名前で呼んでって・・・」

「えぇ~なにそれ!・もう、恋なんじゃない?運命の出会いなんじゃない!?」

「まさか。だって、恭弥君、好きな人いるよ?」

「そ・れ・が、瑞佳ってこと」

「違うでしょ。だって知り合って3日だよ?」

「一目ぼれだって!」

「ないって」

そんなのあるわけないと思いながら昼を送った。