帰りの電車の中で瑞佳を見つけた。
ちょっとびっくりしていた様子だった。
隣良い?って聞けば、戸惑いながら言われた。
その姿が面白くて、笑ってしまった。
話す話題も特にないから、とりあえず、
瑞佳が聴いていた曲が気になっていたから、一緒に聴かせてもらった。
聴いた曲は俺の聴いたことのない、いい曲だった。
いい曲だなって言ったら、“え、あ、うん”って返事をした。
その返事ばっかだなって、言ったら、
また、“え、あ、うん”って言ったから、面白くてまた笑ってしまった。
瑞佳は恥ずかしそうに頬を桃色に染めていた。
いや、ちょっと赤かったかな・・・。
しばらく俺 たちは話をしなく、音楽を聴いていた。
俺は、昼に直樹と話していた時のことを思い出していた。
他の女をしたの名前で呼ぶのって、やっぱり勘違いされるのか・・・・?
まぁ、大丈夫だろう・・・・。
瑞佳は嫌がってないから、いいよな・・・。
そんなことを考えていたら、俺はいつの間にか寝てしまった。
ーードンッ
「・・・・ん・・」
俺、寝てたのか・・・?目をゆっくり開けたら、目の前に、
瑞佳が、しりもちをついていた・・・・。
俺はびっくりして、
「・・・!!瑞佳、大丈夫!?」
と瑞佳に言ったら、瑞佳は、俺の言ったことに気づいたのか、
「え?あぁ、大丈夫。ってか、早 く下りないと電車閉まっちゃうよ!!」
と言いながら、俺に左腕を引っ張りながら、電車を降りた。
瑞佳は俺の左腕を離し、息切れをしていた。
俺、結構寝ていたのか・・・?
瑞佳に聞いたら、
どうやら、気づいた時には寝ていてびっくりしいたらしい。
それに、起しても起きなく焦ったらしい・・・・。
・・・って、俺、爆睡してんじゃん。
うわーー、迷惑かけたなぁ。
これは、瑞佳に迷惑をかけたので、お詫びをすることにした。
お詫びすると言ったら、瑞佳はびっくりして、遠慮していた。
いやぁでもなぁ、お詫びしないと、気がすまねぇ。
ということで、俺らは、買い物に行くことにした。


