行っちゃった・・・

なんかさみしいな。もう一度、健人さんに会いたいな・・・

「そろそろ教室戻らなきゃ!」

              ガラッ

「はぁはぁはぁ」

「?・・・健人さん!?どうしてここに?!」

「美月に渡したいもんがあって・・・」

彼はこう言って私に一枚の紙切れを渡した。

「なんかあったときはいつでも俺を呼んでいいからな!」

「へ?」

「んじゃっ!」

「えっ?ちょっと待って!」

「何?」

「あっその・・・今日は助けてくださってありがとうございました」

「ハハッやっぱ美月っておもしろいわ!んじゃっ」

「///」

ふと紙切れを見るとそこには健人さんのケータイ番号と、メールアドレスが書いてあった

「さっそく登録してみようかな・・・あっ!教室戻らなきゃ!」

in教室

「あっ美月!どこ行ってたのよっもう心配したじゃない!」

「ごめんごめん!ちょっとこけちゃって、保健室行ってたんだ・・・」

「それならそうと言ってよね!」

「うん、本当にごめん!」

「もういいよっ!それよりはやく席に着かなきゃ!」

「うん!」

私はそれから自分の席へと向かった。ここから恋の歯車が動き始める

「ここが私の席か」

「あっ隣の席の子?」

「あっはい・・・?け、健人さん?!」

「おっ!美月じゃん!同じクラスだったんだなっ!」

ドキッ

どうしたんだろう私健人さんを見るとドキドキしちゃう・・・

「おぉーいみぃーずきぃー」

「はっ!あっ本当だ同じクラスだったんですね」

「席も隣だしな!これからヨロシクッ!」

「は、はい///」

「お前、さっきから顔赤いぞ。熱でもあんのか?」

そう言って彼はおでこを私のおでこにくっつけてきた

「///だ、大丈夫です!」

「そうかぁ~?大丈夫そうには見えねぇけどな」

ドキドキドキ

この気持ちは一体なんなんだろう・・・