「ねぇ、一之瀬くんっ!」

「ちょっとぉ、一之瀬くんに馴れ馴れしくしないでよっ!」



........帰りてぇ。
香水くさいんだけど、つか暑い。


昼休み、飯を食い終わって教室に戻ると誰だかわく知らない女子が俺の机に群がっていた。


「咲磨ぁー、よりどりみどりだね」

ヘラヘラーって笑ってる憎たらしいこいつは、幼馴染の小林祐(こばやしゆう)。


「....るせーなぁ、」

「まあまあそういわずにー。女の子には優しくしないとね?♪」


…やばい、うぜぇ。

はぁー、とため息をついて適当に目をやると、



美味しそうにカフェオレを飲む彼女が目にはいる。