溺愛の王子様




彼女の家系と過去。

全部知った上でやっぱり好きだと思う。


守りてぇと思う。


だから今度は優しく彼女に触れた。


「心配すんな。やなことはしない」

「山崎…。ふふっ、ありがとぉ」


とびっきりの笑顔で言う可憐。









でも、その笑顔を壊したのも俺だった。