彼女の家系と過去。 全部知った上でやっぱり好きだと思う。 守りてぇと思う。 だから今度は優しく彼女に触れた。 「心配すんな。やなことはしない」 「山崎…。ふふっ、ありがとぉ」 とびっきりの笑顔で言う可憐。 でも、その笑顔を壊したのも俺だった。