溺愛の王子様




…か、可憐…?


って、よんでんの?


そう、瞬時にいらっとくると、


「うん、帰り道が途中まで同じだったんだよ」

ね?と首を傾げて嬉しそう微笑む結綺。


どういう仲?とか、なんで呼び捨てされてんの?とか聞けなくて。



あぁ。


そう一言返した。




会話が終わり、また授業のノートを写し始める。