片恋い想い。




柵の手すりに手をついて顔を俯かせる



近づく顔



「ち、千景!」



「キスしたら変わるかもしれないよ?」



「か、変わらないよ!」



少し揺らいだ



「ぷっ…やっぱり叶わないなあ♪今のは半分冗談で半分本気」



「ば、ばかっ」



焦った…



千景の顔が近かった…



まともに顔なんて見れない



「そろそろ帰ろうか」



「うん…」



その後、私は千景に家まで送ってもらった