不安な気持ちがつのる 信じてるとか信じてないとか… そんなんじゃなくて 同じ気持ちを抱いてる人がいることに、苦しくなった 私だけじゃない… 「大丈夫?」 「うん…ちょっとトイレ行ってくるね」 「行ってらっしゃい…」 心配そうな亜依に背を向けて外に向かう やだよ… こんな気持ちなんて、いらないよ… 「…泣くな」 自分に言い聞かせるように呟いた弱々しい声はすぐに消えた