「いちー大好きだよ?」


ほら。


『俺もだいすき』


俺の事嫌いな女の子
なんていない。


「ちょっと!壱!」


後ろから怒りが混ざった声


『なんだよ』

「私は壱の彼女じゃないの?」

そう。彼女。

自称…ね。


『彼女だよ』

「じゃあ何で他の女に
好きなんて言うの…」

『好きだから』

「はっ!?」


目の前にいる彼女は
怒りで身を震わす。

あーあ。泣いちゃう?

「もう…別れる。」

『わかったよ』

俺はその場に彼女を残し
廊下で喋っている女に
話しかける。

『ねぇ今日遊ぼうよ』

「えーどうしよっかな☆」


あ…こいつ駄目だ。

処女じゃん。

『今日用事あるんだった
またね』


俺は走り去り教室in。