「ミソラちゃん!!
聞いてる?
これ、弾いてってば。」
「あ、ごめん・・・。」
私は、母の声に反応し
ピアノの前に座る。
楽譜に目を通し、
弾き始めた。
「わぁ、ミソラちゃん、すごぉい!!」
私は、初見の楽譜を完璧に、正確に弾くことができる。
これは、母も兄たちも弟もできる。
母は自分にとってはすごくないことも、
すぐ褒めてしまうクセがある。
「お兄たちもできるでしょ。」
「でも、ミソラちゃんは一番上手いと思うわ!!」
「ミーちゃん!!」
「ん?」
声をかけてきたのは、哉翔兄。
兄弟たちはみんな、私を『ミーちゃん』と呼ぶ。
反対に私は、哉翔のことを『哉翔兄』、
美弥のことを『美弥兄』、
乃伊のことを『乃伊兄』、
爽のことはそのまま『爽』と呼んでいる。
「今、ピアノ弾いてたのってミーちゃん?」
「うん、そうだよ」
「さすが、ヨーロッパで開催された全国ピアノジュニアコンクールで優勝した、
ピアニストのミーちゃんは違うね!!」
「哉翔兄は準優勝だったことを
根に持ってるの?」
「いや、俺は得意なトロンボーンに変わるきっかけになったから、
良かったと思ってるよ。」
哉翔兄は世界的に有名なトロンボーン奏者。
18歳の若さで、世界一なのだ。
先に紹介しちゃうと、
美弥兄は世界的に有名なホルン奏者。
乃伊兄は世界的に有名なオーボエ奏者。
爽は世界的に有名なクラリネット奏者だ。
そして・・・
私はというと、
世界的に有名なピアニストであり
世界的に有名なヴァイオリニストであり
世界的に有名なチェリストであり
世界的に有名なフルート奏者であり
世界的に有名なクラリネット奏者であり
世界的に有名なオーボエ奏者であり
世界的に有名なトランペット奏者であり
世界的に有名なオルガニストである。
聞いてる?
これ、弾いてってば。」
「あ、ごめん・・・。」
私は、母の声に反応し
ピアノの前に座る。
楽譜に目を通し、
弾き始めた。
「わぁ、ミソラちゃん、すごぉい!!」
私は、初見の楽譜を完璧に、正確に弾くことができる。
これは、母も兄たちも弟もできる。
母は自分にとってはすごくないことも、
すぐ褒めてしまうクセがある。
「お兄たちもできるでしょ。」
「でも、ミソラちゃんは一番上手いと思うわ!!」
「ミーちゃん!!」
「ん?」
声をかけてきたのは、哉翔兄。
兄弟たちはみんな、私を『ミーちゃん』と呼ぶ。
反対に私は、哉翔のことを『哉翔兄』、
美弥のことを『美弥兄』、
乃伊のことを『乃伊兄』、
爽のことはそのまま『爽』と呼んでいる。
「今、ピアノ弾いてたのってミーちゃん?」
「うん、そうだよ」
「さすが、ヨーロッパで開催された全国ピアノジュニアコンクールで優勝した、
ピアニストのミーちゃんは違うね!!」
「哉翔兄は準優勝だったことを
根に持ってるの?」
「いや、俺は得意なトロンボーンに変わるきっかけになったから、
良かったと思ってるよ。」
哉翔兄は世界的に有名なトロンボーン奏者。
18歳の若さで、世界一なのだ。
先に紹介しちゃうと、
美弥兄は世界的に有名なホルン奏者。
乃伊兄は世界的に有名なオーボエ奏者。
爽は世界的に有名なクラリネット奏者だ。
そして・・・
私はというと、
世界的に有名なピアニストであり
世界的に有名なヴァイオリニストであり
世界的に有名なチェリストであり
世界的に有名なフルート奏者であり
世界的に有名なクラリネット奏者であり
世界的に有名なオーボエ奏者であり
世界的に有名なトランペット奏者であり
世界的に有名なオルガニストである。


