不細工なあたし


それから、時間と場所を決めて、電話を切った。


「ふー…。緊張したー…」

「おつかれ!頑張ったじゃん。…でも電話でそんな緊張して、直接好きだってちゃんと言えるの?」

「え!?あたし好きだって言いに行くの!?」

「……他に何しに行くのよ。あっちだって告白の返事もらえると思って来るに決まってるじゃない」


呆れた顔で早紀はそう言った。


それもそうか…。


「あたし、本当に村瀬くんのこと、恋愛的な意味で好きなのかなぁ」

「まだ言ってるの?…どうでもいい人だったら、電話するくらいでそんな緊張しないと思うけど?」

「そんなもん?」

「ま、本人に会って確かめたらいいよ。ちゃんとドキドキしたら、好きって素直に言うんだからね」


そう言って、早紀はにっこり笑った。


「うん…」


「時間、まだあるよね?髪、巻いても似合うと思うけど…。ミコきれいなストレートだからなー、どうしたい?そのままでもいいとは思うけど。せっかくだから巻いてみる?」


ちらりと時計を見ると、あとあ1時間くらいは余裕があった。


「…うん。お願いしてもいい?」

「わかった!じゃあコテ持ってくるからちょっと待ってて」


「うん」