その温もりを。



ショッピングモールまで北見とは他愛のない話をしていた。



なんか…北見の新しい一面を知ることができて


素直に嬉しかった。


「それにしても…北見のお母さん、綺麗だったねぇ。」


とても優しくて、綺麗で暖かい雰囲気の人。


「そーかぁ?あれだろ、

オレが好きな奴紹介すんの初めてだから

気合い入れてたんだろ、どーせ。」


……ん?


「あの…北見?」

「ん?」

「沙奈さんにわたしのこと…なんて家で言ってるの?」